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文

016.白い暗い森

2026/7/8    短編

  白い暗い森の中で誰かが呼んでいる   「こっちだ。こっちだ。歩を止めるな。すすみつづけろ。」   足は思い。砂利道、獣道、ぬかるむ道。足を取られながらも進み続ける。 ...

深淵の記憶

015.朝の体

2026/7/7    短編

  朝の体が私に目覚めを告げる まだ夢と現実の狭間のふわふわとした 黒い闇の中で私は浮かんでいる   まだここにいたいなあ さっき感じたことは何だったかな あの感覚は忘れたくないな ...

森の軌跡

014.コンビニ

2026/7/7    短編

  まだ空気は湿っていて冷たい 自転車を漕ぐ足は次第に冷えてくる   ビーチサンダルではなくて 靴で来ればよかったと後悔する   左のふくらはぎの筋が引っ張りあって叫ぶ ...

風のささやき

013.15人16脚

2026/7/7    掌編

  「1年1組!準備はいいですかーーー!」の権威の声 「わーーーーーーーーーー!」という大歓声   また、声掛けに応じて歓声が上がる 何度も上がる 何度も 何度も 何度も これでも ...

風のささやき

011.胸の奥の重いもの

2026/7/7    掌編

  ねえ、きみはだれ? 胸の奥に重い感覚がずっと居座っている。   温かくて やさしくて でも 少し暗い   誰かに気づいてほしそうにそこに座っている   どう ...

森の軌跡

012.あったかいね

2026/7/7    掌編

  胸にあふれるこの思いは何だろう この確かな胸にある温かみはどこからきたんだろう   今までずっと忘れていた 今までずっと信じられなかった   いつでもここではないどこ ...

森の軌跡

009.無意味だ

2026/7/7    掌編

  「そんなことをして何の意味がある?」という。   合理的な意味、生産的な意味、可能性の意味、快感の意味。   目の前の行動、感じたこと、見たもの、覚えているものは、 ...

文 風のささやき

006.外からの意味づけ

2026/7/7    哲学

  「息子の次が娘だなんて……。」 意気消沈する友人がいる。   自分の不幸な生い立ちと重ねているのだろう。 その直感は、彼女が「自分は息子と娘を不幸にする」という確信すら感じられ ...

森の軌跡

005.小さな石

2026/7/7    掌編

  「これ、あげる」 小さな手が持っていたのは 小さな石 なんの変哲もない ただの石 でも それは心を広げる魔法の石   私は石が好きだ   石はこの地球のかけらだ 長い ...

文 風のささやき

004.あの子の花火

2026/7/7    掌編

あの子が来ると ぱあんと周りが明るくなる 花火のようにキラキラ光りながら あっちへチカチカ  こっちへぴかぴか   静かになったと思ったら  ばーんと大玉   真っ黒な何にもない夜 ...

風のささやき

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